プロローグ
北九州市の環境名所などをご覧いただけます。
北九州市とその周辺の地理的要素を見てみよう
第1ゾーン 北九州市の変遷
製鐵所ができる前から、1960年代までの移り変わりをご覧いただけます。
豊かな石炭排出量や、九州の交通の要所という地の利をいかし、古くから栄えてきた北九州。1901年、八幡の地に「官営八幡製鐵所」が誕生し、日本の産業近代化にも大きく貢献しました。しかし、工業化で豊かになりましたが、その結果として「公害問題」が発生しました。
江戸時代より前の文献に、現在の福岡県大牟田市で石炭が発見されたとの記述があり、これが日本最古の石炭発見の記録です。筑豊の石炭は遠賀川を渡って五平太船で運ばれました。
鉄鉱石とは鉄の成分を多く含み、鉄を取り出しやすく、大量に採掘できる石のことです。 コークスを燃やすと出る熱と、一酸化炭素を使って、鉄鉱石から鉄を抽出します。
第2ゾーン 公害克服の歴史
公害当時の様子や克服の背景についてご覧いただけます。
北九州市は、四大工業地帯のひとつとして栄えた都市であり、また深刻な「公害」を経験した都市です。日本の高度経済成長を支えた1960年代頃、工場の煙突から立ち上る煙は、繁栄の象徴として北九州市内の学校の校歌などに歌われたものでした。しかし、日本で初めて「スモッグ警報」が出されるほど大気は汚染され、工場に囲まれた洞海湾は工場排水と生活排水によって魚はおろか大腸菌さえ住めない「死の海」と呼ばれる場所になりました。
引き起こされてしまった「公害問題」を克服しようという地元婦人会の熱い想いが、行政や企業を動かしました。約20年の歳月と約8千億円を費やし、公害を克服しました。現在、北九州市は、これらの経験を活かし、アジアを中心とした世界中の地域への環境国際協力を行っています。
第3ゾーン 地球の未来について考えよう
見て、触れて、楽しみながら、カーボンニュートラルについて学べます。
カーボンニュートラルってなんだろう
普段の生活で出している二酸化炭素を吸収するのにどれくらいの木が必要か調べてみよう!
二酸化炭素ってどうして増えるの?減らすことはできるの?
どんなものが二酸化炭素を増したり、減らしたりするのだろう?
私たちにできることってなあに
意外と身近な行動が関係しているよ。自分にできることを探して、取り組んでみよう。
第4ゾーン 環境技術とエコライフ
北九州市の環境政策の柱の一つである資源循環(リサイクル)についてご覧いただけます。
北九州市では「循環型都市(循環型社会)」を目指しています。そのためには、「リサイクル」だけが重要なのではありません。リサイクルの前に「リユース」、リユースの前に「リデュース」が重要です。例えば、ペットボトルなら、① 水筒を使ってリデュース!(ペットボトル製品を買わない)② 何度も使ってリユース!(買ったものは大事に使う)③ 最後はきちんとリサイクルすることが重要です。
第5ゾーン SDGs未来都市 北九州市
SDGs未来都市として、取り組んでいる事例をご覧いただけます。
「環境モデル都市」、「環境未来都市」に選定されるなど、持続可能な社会づくりを率先してきた北九州市は2018年4月にOECDより「SDGs推進に向けた世界のモデル都市」にアジアで初めて選定されました。
北九州エコハウス
北九州エコハウスには、家庭から出るCO2を減らす技術や工夫が搭載されています。北九州エコハウスから排出されるCO2排出量は、一般的な住宅と比べて60%も削減されています。
※事前予約制となっております。見学をご希望の方は事前にお電話にてご予約ください。
北九州 地球の道
※「地球の道」の見学をご希望の方はこちらから