【動画公開中】アフリカにおける廃棄物適正管理の現状と課題〜エチオピアの事例などを参考に〜(環境ミュージアム連続講座)
視聴方法
3月3日(金) 16:00~17:00 (オンライン限定講座)
講師:三戸 俊和
(公益財団法人北九州産業学術推進機構 産学連携・経営企画担当部長、UN-HABITAT Solid Waste Management International Technical Advisor兼任)
<講師プロフィール>
環境省でグリーン購入法や外来生物法の策定に携わったのち、国連開発計画(UNDP)のルワンダ事務所に従事。その後、環境省・国連を退職してルワンダに9年間滞在し、主に首都キガリの廃棄物最終処分場の改善を日本の技術である「福岡方式」を導入して推進。現在は、北九州産業学術推進機構(FAIS)に所属して北九州地域の産学連携を進めるとともに、UN-HABITATのコンサルタントとしてエチオピアの廃棄物最終処分場の改善などに従事している。
講演内容
アフリカでは経済発展により、日本が高度経済成長期に経験したようなごみの増加と多様化・複雑化が進んでいる。また気候変動の影響で局所的な大雨が増え、結果として野積み(open dumping)のごみが崩落し、ウェイストピッカー(waste pickers)が犠牲となる事例が生じている。このような問題に対処するため、日本政府や国連では、日本で開発された「福岡方式」(準好気制埋立構造を活用した廃棄物最終処分場の設置・運営方法)のアフリカでの応用を支援しており、また、廃棄物適正管理の総合的な改善支援を進めるため、「アフリカきれいな街プラットフォーム(African Clean Cities Platform – ACCP)」という枠組みが構築されている。エチオピアなどでの具体的な取組について触れながら、関連の現状と課題について考察したい。