電気は何からできてるのかな?

 テレビや冷蔵庫、エアコン、洗濯機。今では一部の自動車まで、身の回りのほとんどが電気で動いていて、電気のない生活って想像できないよね。電気ってすごい!でも電気は何からできてるんだろうって、考えたことある? 実は、電気って身近にあるものでも作ることができるんだよ! 

今使われているような電気を作る技術が発見されたのは今から200年くらい前。イギリスのファラデーという人が、電線をくるくると巻いたものの中で磁石を回すと、電気が発生することを見つけたんだ。つまり、電線と磁石があれば電気ができるというわけだ。 

だけど磁石を回し続ける力は必要だよね。そのために考え出されたのが、石炭や石油を燃やして沸かしたお湯の蒸気でタービンという機械を回す火力発電だよ。ダムの水で水車を回す水力発電や、原子力発電もあるね。つまり、電気の原料はいろいろなエネルギーなんだ。 

日本の発電所の約70%は火力発電なんだけど、石炭や石油を燃やすと空気が汚れるし、二酸化炭素も出て地球温暖化につながる。しかも地球にある石炭や石油はあと150年以内にはなくなるかもって言われているんだ。 

ということで、今では多くの国が水力や風力、地熱、太陽光発電などの再生可能エネルギーで電気を作ろうとしているよ。北九州市も、こうした再生可能エネルギーへの切り替えに力を入れていて、特に風力発電は、これから若松区の海にたくさんの発電機を建設する予定なんだ。 

石炭や石油は何からできてるの?や、温暖化や再生可能エネルギーなどのことは「環境ミュージアム」の第3ゾーンで学べるよ。